【感想文】世界で一番やさしい会議の教科書(日経BP社)-榊巻 亮
開設から本当に入社の間まで一切更新しませんでしたね笑
どうもワタリ ケイジです。
初の感想文は榊巻 亮さんの「世界で一番やさしい会議の教科書」です。
なぜこの本を選んだかと言うと会社の書庫にあり、たまたま目についたからです。
もちろんそれだけではなく、新入社員の同期だけで会議する機会があり、そこで自分なりに事前準備や進行などを行ったものの、本当にあのやり方で合っていたのか・・・?と不安になり思わず手が伸びた次第です。
こちらの本は入社二年目に突入した鈴川葵という女性が初めて参加した会議のグダグダさに対して、大手企業の業務変革を支援するコンサルタントである父にファシリテーションを学びながらグダグダ会議を変えていくという物語仕様のファシリテーション指南書となっています。
新入社員2ヵ月目の活字にまだまだ慣れていない私でもすごく読みやすく参考になりました!
この本はまだ会議のイメージの固まっていない私のような新入社員や、主人公の鈴川葵のような若手の社会人が取り組みやすいような簡単な取り組みからファシリテーションとして前に出て会議を回すような役割の方まで幅広い層が勉強になるような内容が書かれているように思いました。
その中で私が感銘を受けたテクニックを紹介したいと思います!
それは「課題解決の五階層」です。
課題解決には5つの段階があり、
5 効果 どの施作が効果が大きいのか?
4 施作 どんな解決策があるか?
3 原因 なぜその問題が発生するのか?
2 問題 具体的に誰がどう困るのか?
1 事象 何が起こっているのか?
上記のような段階に分けられ、下から順に共通認識を持たなければ
会議や議論はごちゃついてしまいます。
例えば、2の具体的に誰がどう困るのか?について共通認識を持っていなければ
4の施作を考える際にターゲットや施作の方向性がずれてしまうといった具合です。
この「課題解決の五階層」は高度なテクニックだなと感じましたが、
他に「決まったこと、やるべきことを確認するだけ」や、「どうなったら会議終了と言えるのか確認する」など、新入社員でも使えるような簡単なテクニックもたくさん掲載されているのでぜひ皆さんに読んでいただきたいですね。
もしかしたら就職活動中のグループディスカッションなんかにも活かせるかもしれません。
それでは、ワタリケイジでした。